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  • No : 6621
  • 公開日時 : 2021/03/05 13:16
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ナチュラルサウンドスムーザーとはどのようなものですか?

回答

ナチュラルサウンドスムーザーとは、SKYACTIV-Dの優れた静粛性をさらに高めるために開発した、ピストンの構成部品です。
ディーゼルエンジンは一般的に、発進時やゆっくり加速する時などにカラカラといった感じの音が出る傾向があります。
「ディーゼルノック音」と呼ばれるものです。
SKYACTIV-D1.5エンジンを開発する中で、この音を低減する技術を開発しました。
音の発生メカニズムを徹底的に調査分析し、その結果から、エンジン内部のピストンとコンロッドをつなぐピストンピンの中にピストンピンダンパーというものを組み込むことによって、音の原因になっているピストンやコンロッドの振動を抑え、音を低減することに成功しました。
ピストンピンダンパーの原理は、超高層ビルの地震による揺れを低減するためにビル内に設置されている制振装置と同じようなものです。
制振装置は、ビルが振動するとビル全体の揺れを打ち消したり弱めたりするようにできています。
ビルの揺れがピストンやコンロッドなどの振動に相当し、ビル内の制振装置の振動がピストンピンダンパーの振動に相当します。
ピストンが上下すると、ピストンやコンロッドは振動しますが、同時にピストンピンダンパーも、ピストンピンの中でしなるように振動します。
これがピストンやコンロッドの振動を低減し、音の発生が抑えられます。
さらに、音が小さくなるだけでなく、従来の「カラカラ」という硬い音質から「コロコロ」という柔らかい音質に変わりますので、エンジン音は、より静かで洗練られたように感じられます。

ナチュラル・サウンド・スムーザーについてさらに詳しく
開発者が語るナチュラル・サウンド・スムーザー

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