冬は、積雪や路面の凍結など、きびしいドライブ条件に見舞われることの多い季節です。
しっかりとした対策を立てて、安全・快適な運転をしてください。
■お車に乗る前に
・屋根の雪を除雪
ブレーキをかけた時、一気にフロントウィンドーに雪が落ちてきて視界不良になり危険です。
・ドア、ウインドー周りの雪を除去する
ワイパーが動かないため、視界の確保ができず危険です。
また、ワイパーを無理に動かすと、モーターの焼き付き等、故障の原因になります。
ドアやサイドウインドーが固着している時には、無理に動かさないでください。ラバー等の部品の破損に繋がります。
フロントガラスとボンネットの間にある外気取り入れ口が、ふさがっていると外気が導入できないため、車内の換気が
十分できなくなるおそれがあります。
・フェンダー内を確認する
フェンダー内に雪が付着していないか確認してください。氷塊によりハンドルの切れが悪くなる事があります。
・お湯等で氷を解かす(熱湯の場合、ガラス割れの可能性があるので注意)
再凍結防止のため、氷を溶かした後は直ぐに拭き取ってください。
鍵(キー)穴にはお湯をかけないでください。凍結のおそれがあります。
・もしものときに役立つアイテムを準備する
ブースターケーブル、スノースクレーパ、懐中電灯、けん引ロープ、スコップ、毛布、長靴、軍手、タイヤチェーン
をチェックしてください。
■お車に乗られた時に
・エアコンについて
外気導入でご使用ください。内気循環では窓が曇ります。外気導入でも、
暖房性能は確保されています。(外気温0℃以下では、コンプレッサーは始動しません。)
オートエアコンは、エンジン始動時に低外気温時ではデフロスターモードで始まります。
水温の上昇とともにファン段位も上昇し、時間が経過すると自動的に、足元吹き出しに切り替わります。
オート/マニュアルエアコンとも、A/C ONにすると表示は点灯しますが、低外気温ではエアコンサイクル保護のため、
作動していません。
・リアウインドーデフォッガーについて
省エネのため、約15分作動すると停止する、タイマー設定のあるお車があります。
(※設定車種は下記を参照ください)
・ブレーキについて
ブレーキの効きが悪い時には、低速で走行しながら、ブレーキを軽く数回踏んで
ブレーキの効きが回復するのを確認してください。
スピードをひかえ、早め早めのブレーキングを心がけてください。
雪道や凍結してすべりやすくなった道路での急ブレーキは、たいへん危険です。
特に、橋の上やトンネルの出入口、カーブの手前などは要注意です。
・給油について
早めの給油を心掛けてください。
雪による通行止めや大渋滞に巻き込まれる可能性があります。残燃料にご注意ください。
■お車を駐車、降りられる時に
・パーキングブレーキについて
パーキングブレーキをかけると凍結して解除できなくなるおそれがあります。
パーキングブレーキは使わず、AT車はPレンジ、MT車は1速またはRに入れてタイヤに輪留めをして駐車してください。
・車両周辺の空間確保や車室内の換気について
排気管周りに十分な空間の無い雪中や室内でエンジンを掛けたまま駐車すると
一酸化炭素中毒になるおそれがありますので、ご注意ください。
【※ リアウインドーデフォッガー 15分タイマー設定車種】
<乗用車>
CX-3(DK)、CX-30(MD)、CX-5(KE/KF)、CX-8(KG)、アテンザ(GJ/GH/GG/GY)、MAZDA6(GJ)
アクセラ(BM/BY/BL/BK)、MAZDA3(BP)、デミオ(DJ/DE/DY)、MAZDA2(DJ)、ロードスター(ND)、
プレマシー(CW/CR)、ビアンテ(CC)、CX-7(ER)、RX-8(SE)
<軽自動車>
フレア(MJ55/MJ44/MJ34)、フレアワゴン(MM53/MM42/MM32/MM21)、フレアクロスオーバー(MS31/MS41)、
キャロル(HB36/HB35/HB25/HB24)、スクラムワゴン(DG17)、スクラムバン(DG17)、AZワゴン(MJ23)