ハイブリッド車では通常の車と異なる特有の作動があります。
次のような作動はハイブリッド車特有のものですので、異常ではありません。
●ハイブリッド車のエンジン回転数は、 燃費の向上や排出ガス低減、 バッテリーの充電のために、常に最適になるよう精密に制御されています。
そのため、同じような走行条件や運転条件でも、エンジン回転数が変化しエンジン音が異なって聞こえることがあります。
・高電圧バッテリーの残量が少ないときは、アクセルペダルから足を離してもエンジン回転が高くなることがあります。
・シフトポジションをBにして下り坂を走行するときは、エンジン回転が高くなります。これはエンジンブレーキを効かせるためで、ガソリンは消費しません。
・高電圧バッテリーが満充電に近づいたときは、エンジン回転が高くなることがあります。 これは必要以上に発電された電力を放出するためで、ガソリンは消費しません。
●通常の車に比べて高速走行時は、 エンジンブレーキによる減速感が小さくなります。強くエンジンブレーキを効かせたい場合は、シフトポジションをBにしてください。
ただし、シフトポジションをBのまま走行し続けると、燃費の悪化につながりますので、通常はシフトポジションをDにして走行してください。
●高電圧バッテリーの残量が少ないときは、 アクセルペダルを踏み込んでも、 加速力が低下したように感じることがあります。
これは電気モーターの駆動力を抑制して、高電圧バッテリーの消費を抑えているためです。
●外気温が低いときのハイブリッドシステム始動時、 READYインジケーターの点滅(注1)時間が長くなることがあります。
READYインジケーターが点灯(注2)するまで、ブレーキペダルを踏み続けてください。
READYインジケーターが点灯すれば走行可能になります。
(注1)READYインジケーターの点滅は、ハイブリッドシステムが走行可能状態へ移行中であることを示します。
(注2)READYインジケーターの点灯は、ハイブリッドシステムが走行可能状態になっていることを示します。
もしご心配な場合は、おそれいりますが、マツダ特約販売店にご相談ください。